世間では、ゴールデンウイークも後半で、天気にも恵まれ、お出かけ日和が続いています。本日も日向は暑いですが、風があるため、隣接の保育園の鯉のぼりたちも気持ちよく泳いでいました。
デイケア・入所フロアーでは、5月2日・3日の入浴日には、『菖蒲湯』を行いました。
　菖蒲湯は、端午の節句に行う風習がございます。古代中国より、菖蒲は、病気や厄を払う薬草として考えられていました。また、5月は「悪月（あくげつ）」と呼ばれ、5月5日は、「5」が重なることから「悪日（あくにち）」と呼ばれ、厄除けや健康を祈願する風習ができたようです。
　その後、日本へは、奈良時代に伝わり、5月の田植えの豊作を祈願するため、女性が菖蒲湯に入り穢れ（けがれ）を払い、祈願する習慣がありました。
　鎌倉時代には、武道を重んじる「尚武（しょうぶ）」と厄除けに使っている「菖蒲（しょうぶ）」が同じ読み方であることから、武士の間では縁起が良いとのことで、菖蒲湯に入ったという説もあり、諸説様々ですが、当施設としても、ご利用者様のご健康祈願を込めて、20年以上、恒例行事として、行わせて頂いております。
　連休中は、面会も行っておりますので、ご家族様とのお時間を楽しんでいただければ幸いです。